トップページへ 会員専用ページへ サイトマップへ
   
私たちについて
このコーナーは、身近な病気や健康についての情報を集めています。
みなさんの健康保持増進にお役立てください。
かぜ対策

かぜをひいたら、すぐに医師の診断を必ず受けなければいけない人

かぜの症状が重くなる人
肺気腫、肺線維症、肺結核で内科的診断あるいは外科手術をうけたことのある人、心弁膜症。

かぜが長引く人
糖尿病、高血圧性心疾患、脳血管障害、寝たきりの人、超高齢者、感染に対する抵抗力が落ちている人。

他の基礎疾患を誘発する恐れのある人
気管支喘息、腎炎、糖尿病

かぜの症状と治療 〜かぜの養生 三つのポイント〜

保 温
温度条件を寒くすると、発熱反応が加速されますから、からだを冷やさないようにしっかり保温しましょう。

睡 眠
睡眠時は、抗体をつくるリンパ球の活動が促進されます。つまり睡眠を充分とることによって抗体をたくさん作る能力(抗体産生能)が上がり、回復が早くなります。

栄 養
栄養のあるものを食べ、水分を補給することも大切。極端に食欲が落ちている場合は、おかゆをとりましょう。

かぜの症状と治療 〜症状について〜

発熟・頭痛

発熟・頭痛発熟は微生物に対する防御反応のひとつで、ウイルスの活動を鈍らせ たり、微生物を外へ追い出す線毛運動の働きを活発にします。

ただし、高い熟が長く続くときは、「解熟鎮痛剤」を使って熟を下げ るようにします。またこの薬は頭痛をやわらげるのにも役立ちます。

筋肉痛・関節痛

筋肉痛・関節痛インフルエンサにかかったときは、筋肉痛や関節痛 などの症状もよくみられますが、その原因はまだ十分にわかっていません。

こうした炎症を抑え、痛みをやわらげるために「非ステロイド系抗炎 症剤」が使われます。

解熟鎮痛剤で、いくらか痛みをやわらげることができます。

鼻水・くしゃみ

鼻水・くしゃみ鼻水は炎症反応のひとつで、その中には微生物の感 染を抑える成分が含まれています。

鼻水がたくさん出過きると、くしやみや鼻づまりの原因となるため、 これを抑えるために「抗ヒスタミン剤」が使われます。

この薬を服用すると、眠気を起こす場合があるため、機械作業、車の運転などをしている方は注意する必要があります。

せき

せき気管は微生物の刺激を敏感に感じとり、痰と一緒に 外へ吐き出そうとします。この強く息を吐き出す動作が、咳となってあらわれます。

あまり咳がひどいと体力を消耗し、睡眠の妨げになるため、こうした 場合には咳を抑える作用を持った「鎮咳剤」が使われます。

たん

たん痰には、微生物をひとまとめにして外へ出しやすく する働きがあります。

痰がのどにからんで吐き出しにくいとき、痰を外へ出すための線毛運 軍動を活発にし、痰を切る作用を持った「去痰剤」が使われます。

かぜの症状と治療 〜治療について〜

軽度の鼻症状・発熟・筋肉痛

  • 軽いかぜ症状の場合は、「総合感冒薬」が使われます。
  • この薬には鼻水を止めたり、熟を下げる成分など、これまで紹介した薬が含まれ、幅広い症状を勘案して作られています。
  • この薬を服用すると、眠気を起こす場合があるため、機械作業、車の運転などをしている方は注意する必要があります。
  • この薬には、抗生剤・抗菌剤などの細菌を殺す成分は含まれていません。

細菌が感染している場合

  • とくに、高い発熟や黄色い痰が出たときなどは、細菌が感染している恐れがあります。
  • 感染した細菌を殺す薬が「抗生剤」や「抗菌剤」です。
  • 基礎疾患が重篤な場合は、医師が判断して細菌の感染を防ぐために投与することがあります。種類としては、ペニシリン系、セフエム系、マクロライド系、ニユーキノロン系などがあります。
  • 抗生剤や抗菌剤は医師の判断により使われます。一般に市販されているかぜ薬には、細菌を殺す成分は含まれていません。

その他

  • かせをひくと下痢をする場合もあります。下痢は腸で増殖するロタウイルス などの感染が原因といわれ、とくに症状がひどい場合には、これを抑える「止寫薬」が使われます。
  • 非ステロイド系抗炎症剤や解熟鎮痛剤などの薬を服用すると、胃が傷害される場 合があります。そのような場合は必要に応じて胃の粘膜を保護する「胃薬」など が使われます。
  • インフルエンサにかかったときなど、医師の判断により「酸素」投与が必要な場 合があります。

関連資料(書籍とwebサイトを同列に扱います)

Y.Kato(長崎市医師会会員)
E-mail : [email protected]
↑リストへ戻る
▲このページのトップへ戻る

Copyright (C) 2004Nagasakiken Medical Association. All Rights Reserved.