かぜをひいたら、すぐに医師の診断を必ず受けなければいけない人
かぜの症状が重くなる人 肺気腫、肺線維症、肺結核で内科的診断あるいは外科手術をうけたことのある人、心弁膜症。
かぜが長引く人 糖尿病、高血圧性心疾患、脳血管障害、寝たきりの人、超高齢者、感染に対する抵抗力が落ちている人。
他の基礎疾患を誘発する恐れのある人 気管支喘息、腎炎、糖尿病
かぜの症状と治療 〜かぜの養生 三つのポイント〜
保 温 温度条件を寒くすると、発熱反応が加速されますから、からだを冷やさないようにしっかり保温しましょう。
睡 眠 睡眠時は、抗体をつくるリンパ球の活動が促進されます。つまり睡眠を充分とることによって抗体をたくさん作る能力(抗体産生能)が上がり、回復が早くなります。
栄 養 栄養のあるものを食べ、水分を補給することも大切。極端に食欲が落ちている場合は、おかゆをとりましょう。
かぜの症状と治療 〜症状について〜
◆発熟・頭痛
発熟は微生物に対する防御反応のひとつで、ウイルスの活動を鈍らせ たり、微生物を外へ追い出す線毛運動の働きを活発にします。 ただし、高い熟が長く続くときは、「解熟鎮痛剤」を使って熟を下げ るようにします。またこの薬は頭痛をやわらげるのにも役立ちます。
◆筋肉痛・関節痛
インフルエンサにかかったときは、筋肉痛や関節痛 などの症状もよくみられますが、その原因はまだ十分にわかっていません。 こうした炎症を抑え、痛みをやわらげるために「非ステロイド系抗炎 症剤」が使われます。 解熟鎮痛剤で、いくらか痛みをやわらげることができます。
◆鼻水・くしゃみ
鼻水は炎症反応のひとつで、その中には微生物の感 染を抑える成分が含まれています。 鼻水がたくさん出過きると、くしやみや鼻づまりの原因となるため、 これを抑えるために「抗ヒスタミン剤」が使われます。 この薬を服用すると、眠気を起こす場合があるため、機械作業、車の運転などをしている方は注意する必要があります。
◆せき
気管は微生物の刺激を敏感に感じとり、痰と一緒に 外へ吐き出そうとします。この強く息を吐き出す動作が、咳となってあらわれます。 あまり咳がひどいと体力を消耗し、睡眠の妨げになるため、こうした 場合には咳を抑える作用を持った「鎮咳剤」が使われます。
◆たん
痰には、微生物をひとまとめにして外へ出しやすく する働きがあります。 痰がのどにからんで吐き出しにくいとき、痰を外へ出すための線毛運 軍動を活発にし、痰を切る作用を持った「去痰剤」が使われます。
かぜの症状と治療 〜治療について〜
◆軽度の鼻症状・発熟・筋肉痛
◆細菌が感染している場合
◆その他
関連資料(書籍とwebサイトを同列に扱います)
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